医療脱毛には、色々な種類があります。大きく分ければ2種類あって、ニードルとレーザー脱毛です。後者のレーザーに色々な種類があり、大ざっぱに大別すればショット式と蓄熱式があります。
医療脱毛はレーザーとニードルに大別される
多くの脱毛クリニックでは、レーザーによる施術を行っています。基本的にはレーザーで体毛の根元にダメージを与えていき、体毛が生えない状態を目指していく訳です。ただ後述しますが、そのレーザーにも色々な種類はあります。
また一部の脱毛クリニックでは、ニードル方式を採用しています。レーザーというより針を体毛に刺してダメージを与えていく訳ですが、とても強力です。根元の細胞を電気針で破壊する方式であり、半永久的に体毛が生えなくなってきます。いわゆる永久脱毛は、たいていこのニードル方式になります。ちなみに痛みはかなり強いです。
大きく分ければ、医療脱毛はその2種類にはなります。レーザー脱毛はニードルほど強力ではないものの、それでも効果は十分という声も多いです。またニードル脱毛は強力ではあるものの、費用は若干高めになる傾向はあります。
ただレーザーにも、また色々な種類がある訳です。ダイオードやヤグなど多彩な種類があって、それぞれ特徴は異なります。
ショット式というレーザーの特徴
ではレーザーにはどのような種類があるかというと、大ざっぱには2つあります。
まずショット式です。多くの脱毛クリニックでは、たいていそのショット式を採用しています。
ショット式の場合は、やや強力なレーザーを照射する事になります。後述の蓄熱式という方式とは違って、単発でレーザーを照射していく事になります。
ショット式は、効果は比較的強いです。やや強力なレーザーを照射していきますから、ほぼ毛根部分を破壊する事ができます。破壊されるだけに、徐々に体毛も抜け落ちていく訳です。とは言っても、施術当日に抜け落ちる訳ではありません。体毛が脱落するまでは、おおむね数日ぐらいかかる傾向があります。
かなり強力ではありますが、デメリットもあります。痛みは若干強めになる傾向はあります。よく輪ゴムで弾かれた程度と表現されますが、レーザーが強力であるだけに、やや痛みは強めであると見て良いでしょう。
ただ何回か施術を受け続けていけば、徐々に痛みが和らぐケースも多いです。体毛が多い内は強めな痛みはあるものの、しばらく施術を受け続ければ、痛みも弱くなっていく傾向はあります。体毛の黒い色は、レーザーの光を吸収する性質があります。体毛が減ってくれば、吸収するレーザーの量も減りますから、痛みも弱くなる訳です。
蓄熱式というレーザーの特徴
またレーザーにはもう1つ蓄熱式というタイプがあります。蓄熱式の場合は、あまり痛みは強くありません。ショット式と違って、強いレーザーを照射する訳ではありません。強いレーザーというより、やんわりとした光を照射するようなイメージになります。
ですから痛みは弱いですが、「皆無」でもありません。若干の温感はありますが、それでも激痛を伴う訳ではありません。熱いお湯が入った湯のみ茶碗ぐらいの温感という声も多いです。
それだけにショット式ほど強力ではないものの、多彩な体毛に効果を発揮するメリットがあります。というのもショット式の場合は、産毛に対する脱毛の施術を行うのは少々困難です。産毛ですと、あまりレーザーの光を吸収してくれませんから、効果も限定されてしまう傾向があります。
しかし蓄熱式の場合は、たとえ産毛でも施術を行う事ができます。ショット式と違って、バルジ領域という箇所にダメージを与えるからです。体毛の太さには左右されませんから、産毛に対する脱毛を行いたい時は、蓄熱式になる事が多いです。
3つの種類がある医療レーザー
ちなみに脱毛レーザーには、厳密には3つの種類があります。
アレキサンドライト
レーザーの機器に宝石が取り付けられていて、美容効果も期待できます。メラニン色素に反応しやすい性質があり、多くの毛に効果を発揮してくれます。ただ産毛に対する処理は、アレキサンドライトでは少々困難です。
ヤグ
メラニン色素が多い方にはおすすめです。やや波長が長いレーザーなので、若干メラニン色素が多い方でも、十分な効果を発揮してくれる傾向があります。色素が沈着している方も、ヤグレーザーで施術が行われる事が多いです。
ダイオード
上記でも少々触れた蓄熱式になります。レーザーを単発で照射するというより、弱い光を連射するタイプになります。産毛に対する処理も可能ですし、メラニン色素が多い方でも施術を行う事ができます。
まとめ
ですから医療脱毛には、複数の種類があります。それぞれ肌に対する相性や効果の強さなどの違いがある訳ですが、クリニックによっては複数の種類のレーザーを併用している事もあります。どの方式で施術が行われるかは、リニックによって異なります。
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